ビジネスフォンの価格と入替
複数回線を処理できるビジネスフォン
小規模なオフィスでも必須の設備です。
しかし、電話機なのにその価格は高額であり慎重な判断が必要です。
導入時のリースについては「ビジネスフォン リースのメリット・デメリット」へ
事業所で必須であるビジネスフォンは、高額な消耗設備
ビジネスフォンは、複数外線と内線を共有して使用できる電話装置です。単にNTTの複数の回線を発着信できる場合もあれば、事業所間のIP電話等の接続し内線のように使用できる場合もあります。
・ビジネスフォンの耐用年数
ビジネスフォンの法定耐用年数は、6年
多くの場合、リース契約にて購入される場合があり、リース期間は最長で7年間
・ビジネスフォンの使用年数
新しい機能。特殊な回線に対応等機能やサービスの向上がない場合、故障するまで使用することが出来ます。
しかし、多くの機種で製造打ち切りから7年程度で部品の供給がなくなるため、10年以内入替が必要となる消耗品です。
また、コードレスフォン。主装置に使用されるバッテリーは、経過により確実に劣化します。
バッテリーについても、交換出来ない場合には停電等の影響を大きく受けるため使用の継続には注意が必要です。
・ビジネスフォンの入替検討
通信事業の規制緩和により、通信業者の変更。ビジネスフォンの変更の選択肢は大きく増えました。
新規の設置。移転による設置は、ビジネスフォンだけで考えず、各通信業者の変更を含めた検討を行う場合も必要となりました。
また、基本料金が割安となる光電話を検討する場合、既存のビジネスフォンではユニット追加で必要となる。対応していないこともあり、通信の変更がビジネスフォンの入れ替えとなる場合もあります。
・ビジネスフォンの価格
ビジネスフォンは、電話機3台構成でも15~25万円程度の費用がかかります。
多くの業者で、これをリース料にて表示し数千円で提示してきます。しかし、リース期間が非常に長く、かなり高額な買い物であることに注意が必要です。
・ビジネスフォン入替のメリット
通信業者のサービスは、kddiやソフトバンクテレコム等の直収回線業者の参入により多く変化し、これからもその変化は激しい分野です。
これら通信業者の中には、会社を直収回線にすることで同じ系列の携帯電話間の通話料を大きく割引(一部無料)等、ビジネスフォンの費用以上にメリットがでる場合もあります。
しかし、通信業者回線の切替には、電話の不通時間が出るなど様々な不安要素もあります。
ビジネスフォンの入替を一つの機会ととらえることで、設定変更等の手配等に煩わしい作業を気にすることなく入替を行うことができます。
・ビジネスフォンを安くする方法
・新品で検討する場合
ビジネスフォン全体の価格設定が高いと考えている場合、複数の業者の相見積等をしても既得権益により価格に大差ありません。
これは、ビジネスフォン自体の価格が処理できる回線数によりメーカーを変えても大差無いようです。
このため価格差も設置工事費等により全体価格で5~10%程度のしか変わらないようです。
見積もり内容のビジネスフォンの機能が、使用予定以上に高性能であれば機種を変更することで値段が下がる可能性があります。
・中古を検討する場合
中古のビジネスフォンを扱う業者もいます。
導入後の部品の供給期間が短い点を除けば、新品では出来ないような大幅なコスト削減を行うことができます。
・この他の方法
ビジネスフォン単体で考えず、光電話の導入。通信業者の変更等に対応させることで出る通信費の削減。
これをビジネスフォンの導入費用に充てる方法が最も容易、多くの場合で利用されています。
・通信業者の変更
通信業者の変更は、当然デメリットも多くあります。
事業における通信の信頼性。コスト・サポート等の総合的な事業判断が必要です。
・トラブルを避けたい場合
いかなるトラブルも許容したくないという場合では、ビジネスフォンも回線もNTTに任せるという方法が最も簡単です。
次ページ:ビジネスフォン リースのメリット・デメリット |