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交通事故対応の流れ(現場・電話編)

交通事故連絡の第一報では、
 状況に応じて
  手短に必要事項の確認と指示を行います。

電話による連絡受付とサポート、手配は問題を減らす重要な対応

 交通事故の加害者となった場合、多くの人は狼狽えてしまいます。
 可能であれば現地にサポートとして誰かを向かわせることが理想です。しかし、いくら急いでも到着に時間がかかるため電話で最低限の問題がないように確認と指示を行います。

 ・事故対応のマニュアル等について
 交通事故の対応では、チャート図を用いた対応マニュアルを用意していることがあります。
 しかし、実際の事故の第一報に関して言えば、事故の程度や状況による切迫度合いが様々です。
 このため、多くの事項が記したチャート図は、状況が落ち着いた後の確認による対応漏れを確認するためには役立ちますが、切迫した対応が求められる第一報ではあまり意味をなさないことが多いです。
 第一報に関して言えば、救急要請の確認。救急要請が不要であれば警察への届出を指示(確認)しておけば十分です。

 ・電話受付時の注意
 事故連絡の最初の受付けでは、如何に早くこれに対応出来るかが重要です。
 このため、事故の第一報を受けた場合はたらい回しにすることなく、担当者(又は、必要な指示確認を出来る者)へ速やかに取次が行えることが重要です。

 ・電話による指示と確認
 事故の連絡を受けた場合、直ちに相手の有無と、負傷者の有無を確認し、救急要請の必要性の確認とその実施確認(指示)することが最も重要です。
 次いで、警察への通報実施が重要となります。

 電話窓口においても事故の程度による切迫状況にあわせ、状況に応じて臨機応変に対応することが必要です。
 例えば、連絡を受けた時点で大きな怪我人がいる場合は、それがわかった時点で現地から119番要請をさせるために指示をして電話を一旦切ることが重要です。
 しかし、既に警察等への連絡済みであり、警察の到着を待っている場合には必要事項の確認指示と相手に対する不用意な発言に関する注意等を行います。

 ・保険代理店の要請について
 交通事故では、自社(自身)が加入する保険代理店に連絡をするとすぐに駆けつけてくれる場合があります。
 対応方針は各代理店により様々ですが、事故の状況が微妙な場合や、見るからに厄介な相手である時には連絡をしてみるのも一つの方法です。

 ・事故発生連絡の主な流れ
 1.事故発生連絡の受付(会社へ)
 運転者から事故発生の第一報があった時の確認事項
 ① 事故概要
   ・加害者か?被害者か?
    加害者の場合の相手は何か?
    ・車または人か?物か?

 ② 119番実施確認
   大きな怪我人がいるか?いる場合は、直ぐに119番を実施を指示する。

 ③ 110番実施確認
   人身及び人身の可能性が僅かでもある場合、110番の実施を確認する。
   実施していない場合、すぐに実施を指示する。

 ④ 連絡先の交換
   事故処理に必要な連絡先の交換を指示する。
   相手の名前、連絡先。車種と車番を確認すること。
   自身の名前、連絡先。会社の名前を連絡先と伝えること。

 ⑤ 後処理の指示
   自走可能かどうか?
   不可能な場合、修理業者の手配。
   可能な場合、業務の継続又は帰社指示。
   帰社後の詳細な報告の指示(事故報告書等の作成) 等
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交通事故対応の方法

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