勤怠管理表の作成(勤怠集計)
勤怠管理の業務は、給与計算の根拠です。
タイムカードの他、各種届出を確認し、
給与に換算される日数・時間数の集計を行います。
勤怠管理表は、労働者の勤務実績の一覧として労働法に基づく各種調査にも使用される重要書類です。
・勤怠管理の実施部署
勤怠管理の業務は、経理の仕事で紹介していますが、その実施部署は様々です。所属する部署単位で勤怠管理をする場合もあれば、全社を纏めて専門部署での実施。
小規模では経理の給与担当者が勤怠管理を兼ねている場合もあります。
・勤怠管理の内容
日々の労働時間、残業時間、遅刻、欠勤、特別休暇、有給休暇。休日出勤。深夜労働。特定日の出社など給与に関係する要素を洗い出し、個人毎の勤怠結果を集計します。給与計算では、この集計された結果に基づき具体的な支給額が決定されます。
・勤怠管理に使用する要素
・出勤簿(予定表)・タイムカード
・各種届出
・就業規則(特定日等)
・勤怠管理の方法
勤怠結果となる各種内訳は、労働契約により異なります。変形労働時間制、フレックスタイム制等の基本となる労働契約。
個人ごとの勤務予定表。
割増給与(残業)に該当する部分を、労働契約と就業規則に照らし合わせて最終的な勤怠結果を導き出します。
・勤怠結果には、
・労働日数 ・労働時間 ・普通残業時間 ・公休残業時間 ・深夜残業時間 ・公休深夜残業時間(大企業の場合60時間を超えた残業時間)・遅刻早退時間 ・欠勤日数 ・有給休暇日数 ・特別休暇日数 ・その他手当付与根拠となる日数や回数
等が勤務実績として表記されています。 財務に関する業務を含まない経理業務は、経理事務を含めて庶務と表現される場合があります。