社内表彰の手順
社内表彰制度の基づき表彰対象者の選考。
対象者の公表や、賞品等を準備を行います。
表彰を行うには下調査など相応の時間がかかるため、期を失わないよう注意が必要です。
社内表彰では、推薦→審議→公表→準備→表彰式の順に実施します。定期的なもので、対象者の推薦(選考)から決済。日程等の調整等が必要となるため、それなりの準備期間が必要となります。
最大限の効果が得られるよう(表彰される側のモチベーションを下げないよう)、実施する時期も重要です。余裕を持った準備。とは言え、余りに早く準備をしても良い。というものではないため、最適な時期に準備することが重要です。
・突発的な表彰事案
行政その他の主要な取引先等からの感謝状の受領。表彰を受ける行為があり臨時的に社内表彰を行う場合には、該当事案発生後早期に実施することが重要です。社内でも表彰を行う場合、事案後の翌週明け。翌月初等早期に実施し、公報等で早期に全社に伝達することが重要です。
外部からの表彰を理由に臨時的に社内表彰を行う例:
・技術開発の実績により学会から表彰された。
・〃実績により機関誌にて公表され注目、評価を得た。
・人命救助活動等により消防等から表彰された。
・痴漢等を現行犯で逮捕し、警察から表彰された。等
外部からの表彰される理由自体が、社会的・業界的に大きな貢献であり、社内でもその功績を臨時に表彰するほどの功績であると認める内容であるため、周知を図る意味でも社内表彰を早期に執り行う必要がある。
・定期的な表彰事案
年頭表彰。安全大会等のによる表彰は、表彰枠等が明確が事前に示された表彰を行います。概ね1カ月前から準備し、公表を表彰の1週間~10日前を目途に行います。
・表彰の手順:実施目安
1 表彰事案の確認:20日~1カ月前総務での社歴・業務記録を確認し、表彰に該当する功績等がないか大枠を確認します。
永年勤続等による固定の表彰についても合わせて確認します。
2 対象者(推薦)の受付:15~20日前
各部署の管理職等に表彰基準に該当する推薦者がいないかを確認します。
1項で判明した表彰対象者が在籍する部署には、表彰実施について異論の有無。
推薦を所属部署から行うか、総務から行うかについても調整します。
3 対象者(推薦)の取り纏め:10~15日前
各部署より推薦があった対象者と、表彰される内容を取り纏めます。
また、表彰内容について事実関係を確認し、相違等がないか整合性を確認します。
4 草案の作成と審議:10~15日前
対象者と表彰理由を示した、表彰対象者の草案を作成し、決済者に審議を執り行います。
審議により、最終的な表彰者を決定します。
5 副賞の決定:10~15日前
表彰内容、対象者に対する金券や商品などの副賞を決定します。
金銭が関わることであるため、基準と過去の副賞内容から不公平感が生まれないよう留意します。
→社内表彰課税所得税について
6 賞状の作成:10~14日前
対象者、内容に関する賞状の作成し、額縁を用意します。
額縁は予め入れて渡すのか、式の後に渡すかは各表彰式のスタイルにより異なります。
少数であれば、額縁に入れて渡す。多人数であれば、式後に配布する方が円滑に行えます。
7 公示:7~14日前
表彰対象者の事前公示を行います。
あわせて、式に向けてスケジュール調整が必要な場合には担当部署へ連絡し調整を依頼します。
8 式の実施
表彰式を執り行います。
式では、表彰式受賞時。式後の集合写真等を撮影しておきます。
9 式後の公報
式での写真。功績の内容などを社内報等の記し、公報を行います。
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