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新型コロナの梅雨や夏季での換気とエアコンの両立

 新型コロナウイルス感染予防のために行われる換気は、梅雨に向かうに連れて上昇する気温と湿度により室内の不快指数が上昇します。また、飲食店等では上昇する気温と湿度により食中毒の懸念や、発生する昆虫の室内への侵入するなどの問題によりエアコンとの両立と換気方法の見直しが必要となります。

通年を考慮した換気方法への対応

 オフィスや店舗では、デザイン性や効率を重視した嵌め殺し窓が多く採用されているため、換気できる開閉可能な窓が少なく、代替措置として正面ドアを開放するなどして換気を行っています。
 本来の換気用途ではない窓やドアでの換気は、防犯や虫の侵入。空気の流れを考慮されないため効率が悪いなど様々な問題があります。
 通年を通じて持続的な換気を行うためには、エアコンとの両立を前提とした効率や、諸問題を解消した換気方法をとることが必要となります。

・嵌め殺しの窓の特徴

 嵌め殺しの窓は、開閉式の窓のように開けることが出来ない点を除くと、次のメリットあるため、店舗などの多くの施設の窓で用いられています。
 ・開閉式の窓と比較して(同一サイズであれば)施工費が安い。
 ・サッシ(フリーム)が小さく、デザイン性に優れる。
 ・サッシ(フリーム)が小さい分、ガラスが大きくなり採光性が良い。
 ・機密性高い。
 ・断熱性に優れる。
 ・防音性能が高い。
 ・防犯性が高い。

梅雨や夏季に向けた換気窓の整備

・網戸の設置と補修(張替え)
 サッシが組み込まれた開閉式の窓では、容易に網戸を取り付けることができます。
 また、既に網戸がありこれまで使用していなかった網戸については、網戸の破れなどの補修や張替えを行い、昆虫が入らないようにします。

・嵌め殺し窓を開閉式窓への変更
 換気のための窓が少なく、十分な換気を行えない場合には、嵌め殺し窓を開閉式窓に改修を行います。

・空調効率を考慮した換気扇や吸気口の設置
 換気扇等の機械換気装置は、自然風に影響を受けずに強制的に換気を行うことができます。また、換気扇と対象となる位置に吸気口を設けることで、空気の流れができ、室内全体を効率的に換気を行うことが出来ます。
 換気扇と吸気口の組み合わせでは、吸気口が小さくても多くの換気を行うことが出来るため、店舗等のデザインを損なうことがなく、虫等の侵入も防ぐことが出来ます。


換気とエアコンの両立

 ドアや窓を解放による非効率な換気を行う環境下でエアコンを併用しても空調(冷房や除湿)の能力の不足や室温や湿度に大きな斑が発生し、十分にエアコンの効果を得ることが出来ません。
 また、吸気口や換気扇により換気効率を考慮した上でエアコンの能力が不足する場合には、エアコンの改修による能力アップ。スポットクーラーの利用やエアコンの追加設置。簡易な方法では、窓用エアコンを追加設置するなどしてエアコンの能力不足を解消することが必要となります。
 なお、スポットクーラーを利用しての換気とエアコンを両立では、スポットクーラーからの発生する熱処理(排熱処理)が必要となります。
 詳しくは、新型コロナウイルスに関する企業対策 > 新型コロナと熱中症対策の両立方法 > スポットクーラーのメリット・デメリット へ
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