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スポットクーラーのメリット・デメリット

 スポットクーラーは移動や設置が容易であるため、必要な場所で直に使用することが出来ます。しかし、本体に熱交換器が一体となっている構造であるため、冷風の吹き出し口以外の周囲に放熱することで室温は全体でみると温度が上昇します。
 新型コロナウイルス対策での換気により部屋全体の温度管理が出来ない時には、必要な箇所のみを冷やし熱中症を予防する。適切に排熱処理を行って換気により不足した冷房能力を補うことが期待できます。

スポットクーラーの特徴

 スポットクーラーは、エアコンの室外機と室内機が一体となった機械で、冷却原理はエアコンと同じ熱交換器を使用して冷風と放出します。
 放熱を行う室外機が本体と一体となっているため、排熱を考慮せずに使用するとスポットクーラーの正面(冷風の吹き出口)は冷たく、周囲は放熱とスポットクーラーの動作により室内全体では暑くなります。

 排熱ダクトなどにより発生した熱を室外や屋外に排出する。スポットクーラーを室外に設置して冷風吹き出し口を室内へ送ると、スポットクーラーであってもより効率的に冷却して室温を下げることが出来ます。この場合、排熱のための空気は、本体から吸気して排熱ダクトを通じて排出するため、排熱の排出した行為自体で換気を兼ねることが出来ます。
 窓用エアコンもスポットクーラー同様の基本的に同じ構造であり、放熱側が屋外。冷風吹き出し口が室内という構造になっています。


熱中症対策としての使用方法

・広い工場等で全体の冷却が困難であるとき、作業場所に限定した冷却。
・工場等での溶接作業や融解した鉄。樹脂などを扱い局所的に高温となる環境下で作業を行う作業場所や作業員の冷却。
・建設現場などの屋外や半屋内などで激しい肉体労働を行う現場や作業員の冷却。
・厨房などで火を扱い局所的に高温となる作業場所や作業員の冷却。
・設置型のエアコン等の空調の無い部屋で、一時的に作業を行う際の冷却。

・新型コロナ対策により換気を併用した場合の活用案

・エアコンの冷房能力の補填
 排熱処理(排熱をダクトで屋外に排出する)を行ったスポットクーラーを設置することで、既存のエアコンが換気により冷房能力が不足する場合に冷房能力を補うことが出来ます。
 スポットクーラーに近い窓用エアコンを設置すると、より簡単に冷房能力を補うことが出来ます。

・換気により解放されたドアや窓からの熱風の緩和
 店舗等では主要な窓がなく、換気を目的として開放できる箇所は正面扉のみということもあります。夏季に正面扉などを解放すると、屋外の高温が流入するため室温が下がらない。扉周辺が高温となります。
 解放された扉や窓周辺にスポットクーラーを設置し冷却することで、暑い空気の流入して広がることを緩和することができます。

・排熱処理を利用した換気
 スポットクーラーは、排熱や冷気吹き出しのための空気の取入口(吸気口)は本体にあります。排熱処理のため、排熱ダクトにより屋外等の熱を放出する設置を行うと、室内の空気を吸気して、熱交換器の熱を奪い排熱ダクトを通じて屋外に換気されます。
 このため、狭い部屋等ではスポットクーラー1台で簡単に冷房と換気を行うことが出来ます。

メリット・デメリット

スポットクーラーのメリット

・コンプレッサを使用しているため、エアコン同様に冷たい冷気がでる。
・移動や設置が容易

デメリット

・移動できるが本体重量が重い。
・排水(ドレイン)が発生する。(ドレインレスタイプもあります。)
・室温全体を下げるためには、排熱処理が必要。(屋外での使用や、正面のみ部分的に冷やす際には不要。)
・動作音が大きく、接客や事務作業での使用が不向き


その他

 新型コロナウイルス感染症対策のための3蜜回避のための換気は、夏季にシーズンにどの程度実践するか不透明です。このまま感染拡大が沈静化すれば既存の換気扇を動かす程度で十分という認識となるかもしれません。
 しかし、沈静化せずにドア等の解放が夏季になっても継続する風潮となった場合、室温の上昇。虫やゴミなどの室内への侵入。室内の湿度上昇。空調に関係する消費電力の増大など様々問題が発生することが予測されます。
 マスクの着用が必要となる夏季での冷房能力の不足は、これまで以上に熱中症の懸念が大きいことに留意し、必要があればスポットクーラーの活用も視野におくことが必要です。
次ページ:新型コロナウイルスでの梅雨や夏季での換気とエアコンの両立

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